毎年5月2日〜5月4日に開催されている『しものせき海峡まつり』が、2020年は中止することが決定しました><
『しものせき海峡まつり』は山口県下関市で開催される三大祭りの一つです。
ゴールデンウィークといえば『しものせき海峡まつり』のイメージで、毎年たくさんの人が集まり賑わうお祭りです。
2020年は第35回めの開催となるはずでしたが、中止となっています( ; ; )
目次
中止が決まったお祭りとは?
中止が決まった下関市のお祭りは、『第35回 しものせき海峡まつり』です。
開催の予定だった日
2020年5月2日(土)・3日(日・祝)・4日(月・祝)に開催する予定でした。
『しものせき海峡まつり』は初夏の関門海峡を彩る一大絵巻と言われていて、時代を切り取ったような迫力のあるシーンがいくつもあるお祭りです。
5月2日(土)御陵前祭、平家一門追悼祭・筑前琵琶、安徳帝正装参拝
初日の5月2日(土)は神事が中心で、赤間神宮で執り行われます。
供養のため琵琶の演奏があったり、当時の装束を再現し、参拝が行われたりします。
5月3日(日・祝)御先帝祭・上臈道中および上臈参拝・源平まつり・源平武者行列・八丁浜総踊り
中日の5月3日は3日間のなかで最も多くの人が集まるお祭りです。
上臈とは身分の高い遊女のことです。
安徳天皇の入水後、同じく海に身を投じた女官の中には、不本意ながら生きながらえた人もいました。
その女官たちが遊女なり身を隠し生き延びていたとの言い伝えがあり、その元女官の遊女たちが、安徳天皇の命日に参拝しご冥福を祈ったとされています。
中でも「上臈道中」は見どころで、下関市伊崎町の出発地点から赤間神宮まで移動する間に、何箇所かで遊女独特の歩き方の「外八文字」を披露します。
私も何度か外八文字をする姿をみにいきましたが、さすが上臈の参拝とあって、稚児・警固・官女・禿(遊女見習の幼女)が続き豪華絢爛です!
ただでさえ豪華な列なのですが、それが5人の太夫で構成されているので凄いですよ!圧巻です!
源平最後の戦いとなった場所、関門海峡をバックに「源平武者行列」や「源平ふな合戦」、「源平弓合戦」など、それはそれは盛大なお祭りなのです。
5月4日(月・祝)巌流島フェスティバル・本殿祭・出御祭、御神幸祭
巌流島は武蔵と小次郎の戦いで有名ですよね。以前は何もない島でしたが、今は観光地になりました。
巌流島には唐戸から船で行きます。
今の状況では船は密になるので無理ですよね(・_・;
最終日の午後、赤間神宮で神事を行い締めくくられます。
中止の理由は?
理由はやっぱり、、、
「新型コロナウイルス感染拡大防止のため」中止することになりました><
残念ですね( ; ; )
実行委員長が発表した一番の理由
新型コロナウイルス感染症予防及び拡散防止と、関係する全ての人の健康や安全面などを第一に考えた結果、開催を中止することになったと、実行委員長から発表がありました。
さすがに今回ばかりは仕方ないですね><
どこのお祭りも夏の花火大会も、どんどん中止の発表があります(~_~;)
このゴールデンウィークも外出を自粛することで、感染拡大が少しでもおさえられるなら、ステイホームでいることも苦じゃないです☆
まとめ
2020年5月2日(土)〜5月4日(月)に開催予定だった『第35回 しものせき海峡まつり』が中止になりました。
『しものせき海峡まつり』は下関市のお祭りの”三大祭り”と言われていて、毎年たくさんの人が集まる盛大なお祭りです。
今年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、とても残念です><
毎年当たり前のように開催されていた伝統的なお祭りであり、下関市民が多く参加する参加型の貴重な経験ができるお祭りです。
わずか八歳で命を落とさなければいけなかった安徳天皇のご供養祭でもあります。
なので、受け継がれていくべきものは受け継ぎ残して行きたいものです。
下関は歴史の町です。
そのいろいろな歴史の上で今があることをひしひしと感じ、この「しものせき海峡まつり」で毎年考えさせられているので、今後新型コロナウイルスが終息した時には、ぜひ再開させたいお祭りのひとつです。